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 初めてのお化粧
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 目覚めてから
 初めてのお化粧

無事に高校を卒業し、なんとか希望の短期大学に入学したわたし。
なぜなら、そこは比較的、運動系の活動が盛んだったから。
別にプロになるほどの腕前があるわけでも、運動系の学校に進学したいわけでもなかったわたしに、ちょっと盛んなサークル活動をするその短大はもってこいだったのです。
家からもそう遠くないし。
いつか、海外にテニスの試合を見に行くときに役立つかも?なんて、中途半端な理由で選んだ英語科。

今考えると、これが間違いの始まりだったのかもなぁ?
だって、保健科へ進んでいれば医療秘書なんかの資格を取ることもできただろうし、保育科なら、保母さんの資格なんかも取れた。
もっと進んで、秘書科なんかの部署を設けている短大もあった。

なのに、何を思ったのか英語科。
勉強したのはほぼ1年。
2年目からは、ほとんど就職課で就職活動を行う傍らに授業があるって感じ。

お父さん、お母さん、ごめんなさい。
はっきり言って、無駄な2年を過ごしたような気もします。
でも、短大卒という学歴を残させてくれて、ありがとう!!!

そんなことはさておき。
短大に入ってからも、お化粧なんてするつもりのなかったわたし。
当時の同じクラスでは、きっぱりタイプが分かれていました。
短大デビューのように美しく着飾り、綺麗なメイクで登校してくるグループ。

まだ、高校生臭さが抜けず、オシャレにもまだ興味はなく、もちろんすっぴんで登校。
わたしは間違いなく後者でした。
今考えると、若さのあるうちにいっぱいオシャレをしておけば良かった!

そんなわたしの初お化粧☆
それは、新入部員歓迎会と称するサークルの飲み会。
一緒にサークルに入った友人と参加したのですが、先輩との飲み会にお化粧もしていかないなんて失礼だ、と言われ、わたしは落ち着かなくなりました。

お化粧の仕方なんて、全然わからない。
それで、飲み会の日は、午後からの講義をお休みし、友人宅へ寄ってから参加することにしたのです。

お化粧は、上手な友人のお陰でなんとかなったのですが、友人に言われたひとこと。
「肌の水分とびまくりで、おばあさんの肌みたいになってる・・・。」
実際に、おばあさんほどのしわがあったわけではないのですが、事実、わたしの肌は水分を失って、カサカサになっていたのです。

その日、友人が100均で購入したというちいさなプラスチック容器に入れてくれたのは、化粧水と乳液。
これを洗顔のあと、使うようにとコットンまで一緒に持たせてくれました。

あまりに水分がないと、化粧のノリも悪くなるのだとか。
これをきっかけに始まったのが、基礎化粧品の使用。

遅すぎますよね?

ついでに、サークル活動に参加するときは、きちんと日焼け止めを塗るようになったのもこのころからです。
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