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 初めてのお化粧
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 目覚めてから
 お化粧に目覚めてから

自分の気持ちが前向きになると同時に減り始めた、顔面ニキビ。
そうすると、お化粧のノリも良く、ただファンデーションを塗っただけでもそれなりに見えるようになるのです。

わたしはファッション雑誌を購入し、独学でメイクを勉強したのです。
最初はおそるおそる試したお化粧品。

アイシャドウを少し塗るだけで、華やかな顔立ちに見えます。
アイラインは目をぱっちりと見せてくれ、チークは明るい雰囲気の顔に変身。
そうやって、メイクの勉強をすればするほど、お客様のファンが増えていったのです。

ほんとうに人が変わるきっかっけなんて、びびたるものだったりするんですね。
そのうち、会社内でも、嫌なことを言う人がだんだんと減ってきたのです。
ちなみに、お化粧品を選びに行く時は、ファッションビルなんかに入っているお化粧コーナーの店員さんに相談するのが一番です。

自分の肌タイプから、綺麗に見えるファンデーションをすすめてくれますし、下地クリームとファンデーションの相性もあるのだとか。
また、お金を支払うことなく、チークや綺麗なアイシャドウの使いかたなんかもアドバイスしてくれます。

そのコーナーでお化粧してもらうと、まるで使用前、使用後のような変化があって、帰る頃には気分が明るくなります。

地域の市民講座なんかでも、ときどきお化粧の講座があったりします。
それを利用するのもひとつの手なんですが、マンツーマンでしっかり教えてもらおうと思うと、けっこう費用がかかります。
やはり、お化粧コーナーが一番のおすすめかな?

メイクがそれなりに良くなると、不思議なもので着こなしも変わってきます。
今まで敬遠してきたような着方や、小物使いもできるようになりました。

最初は恥ずかしいと思っていましたが、大き目の柄のシャツをスーツの下に着るだけで、出来る女に見えることも?

そうして、自分磨きを意識することなく、いつの間にか少しづつ変化できたわたし。
営業のお仕事も2年かけて、しっかり勉強しました。

翌年には後輩もでき、今では先輩方と同じように顧客を持たせてもらい、営業目標もでき、現場の打ち合わせもまかせてもらうようになりました。

婚期が遅れる、と住宅企業への就職を反対した母も、途中からの移動では反対することができず、今では営業のアドバイスまでくれるようになりました。

見かけが全てではありません。
大切なのは中身です。
そんな基本的な考えは、昔から全く変わっていません。

ただ、少し気持ちの持ち方を変えるだけで。
どこかでひねていた見方を変えるだけで。

人って変われることもあるんだってことを、忘れないでいたいと思います。
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